2016 "売られた花嫁" at 北区文化会館
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〜あらすじ〜

■作品について

題名:三幕の喜劇オペラ「売られた花嫁」 Prodaná Nevěsta
作曲:ベドジフ・スメタナ Bedřich Smetana
台本:カレル・サビナ Karel Sabina
初演:1866年5月30日


<第一幕>


 チェコの農村。祭の日、村人は喜び騒いでいる。
 村の娘マジェンカと青年イェニークは恋人同士だが、マジェンカの両親は素性不明な彼を快く思っていない。両親は彼女に、地主のミーハ夫妻の息子との縁談を考えているらしい。恋人達は不安を覚える。
 村の仲人のケツァルは縁談をうまく取り持って礼金を稼ごうと躍起だ。マジェンカの両親クルシナとルドミラに向かって「新郎のヴァシェクはいい青年だ。わしに任せれば大丈夫」と大威張り。マジェンカの抗議にも取り合わず、新郎を村に連れてきて彼女と引き合わせようと計画する。
 村人は居酒屋の前に集まり、ポルカを踊る。


<第二幕>


 居酒屋で男達は酒盛りをしている。男女がフリアントを踊る。
 村には新郎のヴァシェクがやってくる。それを見付けたマジェンカは別人のふりをして間抜けな彼を欺き、マジェンカとの縁談を断るように誓わせる。
 一方、仲人ケツァルは青年イェニークに、大金と引き換えに恋人を諦めるよう説得を試みる。イェニークは一計を案じ、「マジェンカが地主ミーハの息子と結婚することに文句を言わない」と誓う。
 村人の前で契約が結ばれ、恋人を売ったイェニークは皆から非難を浴びる。


<第三幕>


 サーカス団が村にやってきて団長が口上を述べる。踊り子たちがスコチナーを踊る。
 芸人のインディアンから、熊の着ぐるみ役が泥酔して使い物にならないと知らされた団長は、居合わせたヴァシェクを捕まえ、熊の代役をやってくれるよう美女エスメラルダとともに頼み込む。
 やがてヴァシェクの両親、地主のミーハと母ハータが村に到着する。ヴァシェク、マジェンカ、仲人ケツァルも交えて話が混乱する中、マジェンカは恋人イェニークが金で愛を売った契約書を見せられる。
 マジェンカは一人嘆く。そこへイェニークが現れ修羅場となる。マジェンカは皆を呼び集め、地主ミーハの息子と結婚すると宣言するが、地主夫婦はイェニークを見てびっくり。彼は数年前に家出した長男だったのだ。イェニーク曰く「僕もまたミーハの息子だ」。仲人のヴァシェクは騙されたと悟ったが後の祭、皆に笑われる。そこへ熊になったヴァシェクもやってきて呆れられる。
  マジェンカの両親の取りなしで、地主ミーハは家出息子のイェニークと和解し、一同は恋人達を祝福する。



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