B.スメタナ オペラ「売られた花嫁」 Prodaná Nevěsta
日本語訳詞 by桂木農

※一部をサンプルとして掲載します。


第一幕 (村の広場)

第1場(祭りの日、村人が踊ったり騒いだりしている)

【冒頭の合唱】

村人  めでたいこの時を、皆で祝いましょう。
    神様のおかげにて、我らの皆が、皆が愉快に過ごす事を。
    儚い喜びを、皆で祝いましょう。
    若さが消える前に、誰でも今が、今が春だと悟るように。
    男と乙女が夫婦になる時ゃ、楽しく自由な暮らしも終わりよ。
    仕事に追われて、酒だけが友に。

    そうよ、そうよ、そうよ。
    良い時が過ぎ去れば、後にはただ悩みばかり。
    心配、溜め息、嫉妬、苛立ち、毎日ケンカしてばかり。そうよ。

    めでたいこの時を、皆で祝いましょう。
    神様のおかげにて、我らの皆が、皆が愉快に過ごす。
    この世の楽しさ知る者だけが、だけが
    幸せ者だと誇れるものよ。そうよ。幸せ者よ。そうよ。幸せ者よ。

≫≫≫≫≫ 略 ≫≫≫≫≫

第2場
【二重唱……マジェンカ、イェニーク】

マジェ ┏   真の愛は、    誰にも止められはしない。
イェニ ┗真の愛は、誰にも止められはしない。    交わした→

マジェ ┏   交わした約束、繰りかえす誓いに、
イェニ ┗→約束と、繰りかえす誓いに、   いつまでも、

マジェ ┏い  つまで も あいを捧げましょう。
イェニ ┗いつまでも変わらぬ真心を捧げよう。交わした→

マジェ ┏  あ いの      誓いに   いつまでも
イェニ ┗→約束と、繰りかえす誓いに、いつま で  も、

マジェ ┏あ  い のま こ と を捧げましょう
イェニ ┗いつまでも 変わらぬ真心を捧げよう。

マジェ ┏  愛を  誠を捧げましょう。捧げましょう。
イェニ ┗愛の誠を、愛を    まことを捧げよう  。

マジェ ┏愛を、愛を、愛を捧げましょう。
イェニ ┗愛を、愛を、愛を捧げよう  。

≫≫≫≫≫ 略 ≫≫≫≫≫

第3場
【三重唱……ケツァル、クルシナ、ルドミラ】

ケツァ わしの申した通り旦那が契約すりゃ、
    旦那の願いは全て適うでしょう。
    間違いなく、間違いなく、間違いなく丸く収めましょ。丸く収めましょ。

≫≫≫≫≫ 略 ≫≫≫≫≫

ルドミ ┏はや過ぎ  ないか し ら。はや過ぎ  ないか し ら。
クルシ ┣ 良い    はな し だ。 良い    はな し だ。
ケツァ ┗一寸した事も漏らしませぬぞ。一寸した事、漏らしませぬぞ。

ルドミ ┏はやい わ。 はやい わ。 あまり に  は やいわ!
クルシ ┣まかせ よう。まかせ よう。あなた に  まかせよう!
ケツァ ┗儂に任せりゃ、儂に任せりゃ、儂に任せりゃ全て巧くいく。

【Recitativo】
クルシ もちろん、地主のミーハは知ってるさ。
    息子が確か二人いたな。腹違いで。
    どちらも見たことはないが。
ケツァ その通り。
    しかも、随分昔にお約束なさったそうで。
    娘さんを嫁にやると!
ルドミ それで、どっちの息子が婿に?
ケツァ どちらって? 今は一人さ。ヴァシェク。
    長男の方は家出して、どこかへ消えたと。
≫≫≫≫≫ 以下略



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